皆様こんにちわ。岡山市北区津高『津高台グリーン歯科』副院長の磯島大地です。
今年は梅雨入りが早くて雨の日が多く，また岡山県も緊急事態宣言が発令されて自宅で過ごされる方も多いのではないでしょうか。実際に私も，自宅と診療所を往復する生活が続いており，早くこの状況が改善されれば…と切に願っております。
始めて国内における新型コロナウイルス感染患者が確認されてはや１年半ほど経過しています。当初は『歯科治療はコロナ感染のリスクが高い！！』と根拠もなく言われていました。しかし，現在まで歯科治療でコロナに感染したという報告はありません。歯科医療は，日頃からマスクや手袋はもちろんアイゴーグルなど感染対策に気をつけています。またエアロゾルに対してなど，さらなる対策を講じることでこのような結果が得られていると思います。
一方で，自粛生活を過ごされる中で，本来ならば早期に治療が必要と考えられる歯周病や虫歯などの感染症の重症化が懸念されています。前回のブログでも記載させていただいていますが，口腔内と全身は密接に関連しており，健康状態を維持するためにも，心配な方はご相談ください。
さらに，時が経ち研究が進むにつれ，口腔内をキレイに保つことは新型コロナに感染するリスクを下げる報告もされつつあります。
その一つとして２０２１年２月の論文では，歯周病になっている方はコロナ感染において重症化リスクが明らかに高くなることが報告されています。
このような結果から口腔内と全身はやはり密接に関連していると考えられます。また，口腔内は気管を通じて新型コロナウイルスの主な増殖部位である肺と繋がっています。新型コロナ感染の経路も口や鼻を介しての空気感染やエアロゾル感染が主であるため，歯周病とコロナウイルス感染もなんらかの関連もありそうですよね。
最後になりますが，このような状況の中でも，津高台グリーン歯科はスタッフ皆でワクチンを摂取し，感染に気をつけながら地域の皆様の健康に貢献できるように努めてまいります。これからもよろしくお願いいたします。
