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スタッフからの声

皆様こんにちは。岡山市北区津高『津高台グリーン歯科』副院長の磯島大地です。

 

今回は歯科衛生士の平井からの声を紹介していきます。

 

こんにちは,歯科衛生士の平井です。

 

近頃は,季節の変わり目で暑かったり寒かったりし,服装選びが難しい時期になりました。

ところで,皆さんの体調は大丈夫でしょうか?

 

今回は歯周病と喫煙についてお話しします!

喫煙をすると歯周病のリスクが高まることはご存知でしょうか?

 

タバコにはニコチン,タール,一酸化窒素などといった約200種類の有害物質が含まれています。

タバコの有害物質は体を守る免疫機能を低下させ,病気に対する抵抗力を低下させます。また,喫煙者は非喫煙者に比べて2〜8倍,歯周病に罹患しやすいことが報告されています。さらには,喫煙者は歯周病治療を行なっても,治癒しにくい傾向にあります。タバコの有害作用の代表例は以下の通りです。

 

・ニコチンは血管の収縮や心拍数の増加を引き起こし,血流を悪化させます。また,脳の中枢神経に作用させ,ニコチン依存症を引き起こします。

 

・タールはベンゾピレンやアミン類と言った多くの発がん性物質を含んでおり,呼吸器疾患や悪性疾患(がん)と関連が深いと言われています。

 

・一酸化窒素は煙と共に体内に取り込まれると,血液中のヘモグロビンと強力に結合し,酸素の運搬を阻害することで慢性的な酸欠状態を引き起こします。その結果,免疫低下や動脈硬化などを引き起こします。

 

他にも,タバコには口腔がん(舌がん)のリスク因子であることが報告されています。また,タバコには口腔内の免疫機構の一種である唾液分泌を抑制させます。唾液には口腔内の自浄作用という働きがあるため,唾液分泌量が低下すると細菌が繁殖してプラークや歯石がつきやすくなり,歯周病が進行しやすくなります。喫煙者の方の歯肉は,タバコの煙に含まれる一酸化炭素で歯肉の血管が細くなっており,歯肉が炎症を起こしていても出血や腫脹などの炎症症状が出にくいため,歯周病の発見が遅れてしまうので注意が必要です。

 

これらはほんの一例であり,タバコにはさまざまなリスクがあるため,禁煙を始めることをオススメします。

 

まずは,1日に吸うタバコの本数を減らしてみたりするなど徐々に禁煙に挑戦してみてください!

 

喫煙していない方も季節の変わり目で疲れが溜まり,体の免疫力が下がりやすい時期です。免疫力が低下すると歯肉が腫脹したり,歯周病が悪化してしまうことがあるので定期検診にいらして下さい。

 

一緒にお口の中の健康を保っていきましょう!

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